【司会&zoomオペレーション&会場音響】できるのか?一人三役!?

アナウンス レッスン・コンサル 講座・研修

「フリーアナウンサーです」
と答えるのは、職業を聞かれたとき。

アナウンスハウス松山合同会社については、
「アナウンサーと講師が所属する事務所です」と説明しています。

代表の私、福井一恵はもちろん、メンバーも、
アナウンサーとしての司会の仕事やナレーション、
その他の専門分野や、放送局で培ったスキルを生かした講師の仕事をしています。

2020年春、
大勢が集まって行うイベント、セミナー、講演会、研修などが
一気にキャンセルになりました。
毎日、キャンセルの電話やメールを受ける日々でした。

今年は、アナウンサーとしての仕事は難しいな、と思っていましたが、
夏頃から新たなお声がかかるようになりました。

それは、

zoomを利用したオンラインイベントなどの司会とオペレーション

です。

「オンラインでいろいろやってみたけれど、うまく進行できない」

「みんなに発言してもらうときに、ギクシャクしてしまう」

「何かとまごついてしまって、時間配分が上手くいかない」

「自分で講師もやりながら、参加者管理もオンラインの進行もするのは無理」

「集まれる人は会場で受講、会場に来られない人向けにzoom受講もOKにしたいけど、どうしたらいいのかわからない」

「これまで主催していたセミナーをオンラインでやりたいけど、どうしたらいいのかわからない」

という相談が寄せられるようになりました。

5月の大型連休明け頃からは、
完全にオンラインに切り替えた講座やセミナーを、オンライン上で司会進行し、講演者と参加者をつなぐ役割をする機会が増えてきました。
みんなそれぞれ別の場所から、パソコンやスマホなどで参加しているというパターンです。主催者も、講師も、司会の私も、別々の場所にいるという状態です。


8月頃になってくると、完全オンラインのものだけではなくなってきました。
集まれる人は会場でリアルに参加、来られない人はオンラインで参加という
いわゆるハイブリッド開催のパターンです。

そして、秋頃からは、その規模がだんだんと大きいものも相談されるようになりました。

リアルの会場に10人以上の人が集まり、会場からもオンラインからも登壇があるようなパターンです。

その規模になると、
リアルの会場での音響、映像投影、
オンラインで配信するための音声入力、映像のキャプチャ入力、
オンラインの人の音声を会場でながす方法、
オンラインの人の映像を会場で投影すること、
それとは別に登壇者のパワポはリアルで投影…
など考えるべきことは沢山あります…。

ひとりでは限界があります。

その規模になると、
イベント音響さんと映像業者さんに入ってもらうのがベストです。

業者さんは、リアルの会場での音響や映像投影のプロです。

ただ、オンライン配信になると、zoomやyoutubeは、主催者のアカウントでの配信になることがほとんどだと思います。

特にzoomのオペレーションは、イベント音響映像業者さんの範疇外なことが多いかもしれません。youtubeの場合は、アカウントさえあれば、映像配信業者さんにお任せすることができると思います。

つまり、業者さんから映像と音声を出力してもらい、それをオンライン用にオペレーションすることは別に考えた方が良いことが多いです。
(※すべてやってくれる業者さんもいます)

詳しい話はさておき、
「そんなこと言っても、そんな大がかりにイベント業者さんに来てもらうほどの規模ではない」とか、
「そんな大変なことだなんて知らなかった。パソコンとネット環境さえあればなんとかなるかと思ってた」とか、
そういう主催者からのご相談とご依頼に答えていくうちに、
だんだんと私もガジェットが増え、知識が増え、スキルも磨かれ、
小規模なものであれば、
【司会&zoomオペレーション&会場音響】の一人三役をこなせるようになりました。

事務所で機材テスト中 



もちろん、規模によっては、一人では無理なこともあります。
その際には、メンバーや映像業者さんなどの手を借りています。

そして、最近、
「もっと簡単にできると思ってたけどやってみたら大変なことになった。どうしたらいいの」という相談が届くようになってきました。

多くの人がやってるから、参加したことがあるから大丈夫!とやってみたら、大変だったということのようです。


リアルならリアルだけ。オンラインならオンラインだけ。
それなら簡単ですが、ハイブリッドは、その状況によって考えなければならないことが変わってきます。

今後は、学校などの教育現場でも、企業でもハイブリッドの需要はたかまるかもしれませんね。

先日は、とある企業の研修所の方と打ち合わせをしているとき、どうやってハイブリッド開催を工夫しているかの話で盛り上がりました。
今は、そうやって、やってみた人たちの知恵を合わせてより良い方法を考えていく時期なのかもしれません。

私もまだまだ学ばねば。
オンラインのオペレーションもできる司会者として、需要あるかな。

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