映像を描きながら朗読できていますか?

講座・研修

芥川龍之介「桃太郎」の冒頭を描いてもらったら…

受講生 朗読「むかし、むかし、大むかし、ある深い山の奥に大きいももの木が一本あった。」
講師「深い山奥ってどれくらいの木ですか?」
「大きい桃の木ってどれくらいの大きさですか?」

受講生 朗読「むかし、むかし、大むかし、この木は山谷やまたにおおった枝に、累々るいるいと実をつづったまま、静かに日の光りに浴していた。」
講師「山谷はどんな山谷でしょう?」「日の光はどちらからどんな風に?」

こんなやりとりを繰り返して、一言。
「ぜひ、絵に描いてきてみてください〜。」
(絵を描くのが好きな受講生さんだったので)

そして、翌月描いてきてくれた絵がこちら。

言葉を音にするだけなら、AIにもできるんです。

でも、その言葉から自分の描いた世界を声で表せるのは、その人だけなんです。

それが朗読や音声表現の面白さ。

すばらしい絵をありがとうございました!

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