「起業体験を話してもらえませんか?」
という依頼がある日やってきて、ふと考えました。
そうか、私、起業してたのか。
フリーランスという形態で仕事をするようになってから18年。
正確には、その18年前に、
NHKの仕事をするときの契約が雇用契約から業務委託契約に変わったタイミングが
「起業した」タイミングだと言えるかもしれません。
でも、当時の私は「起業」だなんて思っていませんでした。
ですから、プチ起業セミナーでの講演の話をいただいたとき、
「え!?私が!?なんで!?」と思いましたが、
これも何かのタイミングです。
自分のこれまでを振り返り、これからのことを考えるいいチャンスと捉えて
お引き受けすることにしました。
で、私の疑問。
どうして「起業セミナー」じゃなくて「プチプチ起業セミナー」なの?
プチ起業セミナーに来る人ってどんな人?
趣味の延長が仕事になれば~的な人なのかな?
どれくらいの人が参加するのかな、数人かな?
と思っていると、
定員15人に対して30人の申し込みがあったそうで、
急遽会場変更になるほどの人気ぶり。
講演の最初に、なぜ参加ようと思ったのか聞いてみると、
「空き時間を利用して何かしたい」
「趣味を生かしたい」
「副業として」
「今の仕事で独立したい」
「転職して起業したい」
「生きがいづくりとして」
「なんとなく興味があって」
という感じ。
男性も、女性も。
すでにコンテンツがある人も、これからの人も。
あまり儲からなくていい人も、がっつり儲けないといけない人も。
ということで、偏りなく皆さん本当にバラバラ。
少しでも傾向があれば、
そういう方に役立ちそうな部分に重きを置いて話そうかと思っていたのですが、
本当にバラバラだったので、予定通りの話をすることにしました。
まずは、「今」の話。
私がやっていること、それぞれについて。
ライター
講師
絵本セラピスト®︎
ライフオーガナイザー®︎
(NPO法人の理事、事務局)(3月に退任し引き継ぎ中)
次に「これまで」の話。
フリーランスとして起業していたからこそ、
その後「プチ起業」的にコンテンツを増やすことができたこと。
起業したことで変わったこと、変わらざるを得なかったこと。
目下悩み中のPR、広報の仕方。
私なりのHP、ブログ、SNSの使い分け。
そして、「これから」のこと。
最後に、「私自身が事業を行なっている根底にある思い。」
あまり大きな声では言えない「ここだけの話」も交えてお話ししました。
質疑応答では、質問はなかったのですが、
私の講演がおわるとお昼休みになったこともあってか、
片付けていると参加者の方が次々とやってきてくれました。
幼児がいる中でどうやって仕事をしているのかということについて、
その方がやろうとしていることの中でどうやりくりできそうかという話。
産前産後も安心して働ける会社に入ったけど、
実はやりたいことがあってもやもやしているという話。
私が保育園児がいるなかで雇われずに仕事をしていることにヒントがあるかも!
という方々。
とても面白いコンテンツをお持ちの方なのだけれど、どう展開したらいいかわからないという方々。
どの方も話を聞いていて面白い!
特にコンテンツのある方!
そのコンテンツ、うまく乗せれば本当に役に立つし面白いし、
どうにかしたいですね~というものも。
「プチ起業」と聞いて勝手に「趣味を仕事に」というイメージを持っていたけれど、
どうやらそうではなくて、
種々のことにとらわれない面白いコンテンツをもっている!
のだと感じました。
これからは「本格起業」より「プチ起業」の方が
面白いコンテンツが出てくるかもしれません。
そして、そこから大ブレイク(表現が古い!?)、
今風にいうと何かがバズっていくのかもしれません。
私自身のことも、
これまでを振り返って、これからのことを考えるいい機会になりましたが、
なんだか世の中の「プチ起業」の流れを知ってワクワクできたのが一番の収穫です。