病気や障害がある子どもと家族のための交流会で「絵本セラピー」

講座・研修

病気や障害がある子どもと家族を支援している
認定NPO法人ラ・ファミリエさん。

ラ・ファミリエが運営する「ファミリーハウスあい」は、
愛媛県立中央病院のすぐ南側にある施設です。
難病をもつ子どもたちやその家族が、
入院中・外泊時・外来通院時等に利用できる滞在施設です。
施設とはいうものの、そこは「家」という呼び方の方がピッタリ。

今回の絵本セラピーは、
病気や障害のある子どもと家族のための交流会として
「ファミリーハウスあい」で行いました。

おいしそうなパン、からあげ、おにぎりと共に
パーティさながらの絵本セラピーです。

せいかつ編集室の大木春菜さんが、グラレコしてくれました。

「へんしんトンネル」で、声を出して大笑い。
「わたしとなかよし」は、娘にプレゼントしたいと即ポチっとした人も。

「とこやにいったライオン」では、
カエルに親近感を持つ人もいれば、ライオンが騙されることに驚く人も。
参加していた3歳の女の子は思わず「おとうさんが…」

「ええところ」でみんなでワーク。
自分のいいところ、ちいさないいところを探してもらったり、
感想をシェアしていると、子どもに「なんにもいいところないね」と言って育ててしまったかもと後悔しています、と涙するお母さん。

笑いながら、泣きながら、絵本を介して飾らない気持ちを出せたり、
深刻なことでも、口に出せたり、
それに対して、誰も何もジャッジもしない、余計なアドバイスもしない、
上から目線のような発言もなければ、卑下するような発言もない。

障害の話、病気の話、子育ての話、虐待について、
自分のことを話したり、誰かの話を聞いたり、
その場で、何かがすっきり解決するわけではないけれど、
その場でちょっと笑顔になれる。

本当に、心地よい交流の時間が過ごせました。

ラ・ファミリエのみなさん、参加してくださったみなさん、
ありがとうございました。

関連記事